『脳は世界をどう見ているのか 知能の謎を解く「1000の脳」理論』
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著者
1957年生まれ。神経科学者、起業家。神経科学とAI(人工知能)の研究を行なうヌメンタ社の共同創業者、チーフサイエンティスト。1979年にコーネル大学で電気工学の学士号を取得後、インテルのソフトウェア・エンジニアとして数年間働く。1986年にカリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)で神経科学の博士課程に進んだが、大学という組織のなかで脳を総合的に研究することの壁に突き当たってシリコンバレーに戻り、1992年にパーム・コンピューティングを設立。現在のスマートフォンの先駆けとなる携帯情報端末「パームパイロット(PalmPilot)」を開発した。2002年、レッドウッド神経化学研究所を設立。2005年、同研究所をUCバークレーに移管するとともに、ヌメンタを設立。ホーキンスのアイデアはアンドリュー・エンや松尾豊らAI分野の著名人に影響を与え、各方面から賞賛を集めている
細胞の塊にすぎない脳に、なぜ知能が生じるのか? カギは大脳新皮質の構成単位「皮質コラム」にあった。ひとつの物体や概念に対して何千ものコラムがモデルを持ち、次の入力を予測している――脳と人工知能の理解に革命を起こす「1000の脳」理論、初の解説書
BC040回のテーマ本
細胞の塊にすぎない脳に、なぜ知能が生じるのか
目次
序文(リチャード・ドーキンス)
第1部 脳についての新しい理解
第一章 古い脳と新しい脳
第二章 ヴァーノン・マウントキャッスルのすばらしい発想
第三章 頭のなかの世界モデル
第四章 脳がその秘密を明かす
第五章 脳のなかの地図
第六章 概念、言語、高度な思考
第七章 知能の一〇〇〇の脳理論
第2部 機械の知能
第八章 なぜAIに「I」はないのか
第九章 機械に意識があるのはどういうときか
第十章 機械知能の未来
第十一章 機械知能による人類存亡のリスク
第3部 人間の知能
第十二章 誤った信念
第十三章 人間の知能による人類存亡のリスク
第十四章 脳と機械の融合
第十五章 人類の遺産計画
第十六章 遺伝子VS.知識
おわりに
フランシス・クリック「脳について考える」
→脳についての大きな枠組みが不足している
知能
世界について学ぶ必要がある
世界のモデルを学ぶ
座標系(reference frame)を使っているのではないか?
第一部 1000の脳理論(座標系理論)
第二部 機械知能
第三部 脳と知能から見る「人間/人類」について
遺伝子 VS 知能
新皮質
脳は階層的構成か?
視覚や聴覚を担当する部分はよく似ている
ジョンズ・ホプキンス「意識する脳」
「代納機能の構成原理 単位モジュールと分散型システム」1978年
脳の進化は、古い部分の上に新しい部分を付け足してきたが、新皮質は違う
似たもののコピー
→知能の汎用性
皮質のコラム(柱状構造)→15万個
一つあたり数百個のミニコラム
100個ほどのニューロン
新皮質の仕事
インプット→アウトプットではない
モデルをベースにした予測
脳は予測モデルを作る
普段は気がつかない
脳への入力は常に変化している
世界は変化する
自分は動く
いろいろな角度から「スキャン」してモデルを構築する
感覚運動学習
樹状突起活動電位は予測
予測と自由意志